成迫会計グループ
経営コンサルティング
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私たちがまず大前提として持っているのは、経営者さま(以下敬称略)という立場に対する、強いリスペクトです。経営者は、日々、意思決定の結果を一身に引き受けながら仕事をしています。売上、利益、雇用、従業員の人生、従業員の家族、取引先、取引先の従業員、さらにその家族、と無限に広がります。
令和3年6月1日時点(令和3年経済センサス)の中小企業数は336.5万者です、うち小規模事業者数285.3万者です(長野県は6.6万者/5.8万者)。
つまり、中小企業の経営者はこの同数あり、取締役などの経営幹部層を含めた経営側の人財はこの数を軽く上回ります。
これだけ多くの人たちが経営側であるにも関わらず、この重圧が正面から語られることは、実はあまり多くありません。私たちは、この重圧を「当たり前のもの」だとは思っていません。これだけのものを背負いながら日々判断を重ねていること自体が、すでに並大抵のことではないと考えています。
だからこそ私たちは、経営者に対して軽々しく正論を投げたり、簡単な改善策を提示したりする立場ではないし、してはならないと思っています。
必要なのは、評価でも、指導でもなく、この重圧を理解したうえで一緒に考え続ける存在であること、あり続けることは私たちのミッションです。
こうしたスタンスで行う経営コンサルティングを「伴走」と私たちは呼んでいます。
私たちが最初に大切にしているのは、「問題点を見つけること」ではありません。
会社の歴史、今の状態に至った背景、経営者ご自身の考え方や価値観について、評価や善悪ではなく、事実として理解することです。理解するとは、これまでの経営者による判断決断、価値観などを同じ解像度で見えるように、話し合いの都度にお聞きするエピソードや言葉を紡いで、点から線、面にし、立体的にしていく作業をします。過去の意思決定を否定することは、決してありません。
なぜなら、今の会社の姿は、その時点で考えうる経営者の最善を積み重ねた結果だからです。私たちは、「なぜこうなっているのか」を理解し、「これから、どう良くなっていくか」を考え抜く、これが伴走者としての必須だと考えています。
理解することと、迎合することは違います。
私たちは、関わらせていただいた以上、会社がより良くなることに責任を持ちたいと思っています。
理解と迎合は違います。時として、私たちは経営者にとって「煙たい存在」になるかもしれません。経営者の意見を迎合することは簡単です。なぜそうされるのかを熟考、理解した上で私たちの意見を申し上げます。上から目線で指摘するためでも、正しさを示すためでもありません。理解した上で、それでも必要だと思うことを伝える。その中で意思決定をしていただく。この順番を崩さないことが、私たちが大切にしている距離感です。
経営者は、とても孤独な立場です。弱音を吐けば不安を与えるかもしれない。
迷いを見せれば、判断力を疑われるかもしれない。
だからこそ、言葉にならない感情や、整理されていない思考を、そのまま出せる相手が必要だと思っています。
私たちは、結論の出ていない話や、愚痴とも言えるような話を聞く役割も、伴走支援の一部だと考えています。
組織とは、問題解決と改善の連続です。
完璧な会社は存在しません。どんな会社にも、必ず問題や課題はあります。パレートの法則が当てはまるように、たった一つの大きな問題が解決するだけで、組織の雰囲気や意思決定の質が、大きく変わることもあります。重い問題に対しては段階を踏んで取り組みますが、こうした分解するプロセスも問題解決、課題解決には非常に役に立ちます。
私たちは、「全部を一気に変える」ことを目指しているわけではありません。
一つずつ、前に進むためのパートナーでありたいと考えています。
少し踏み込んだ言い方になりますが、会社の姿は、経営者の思考と行動の影響を強く受けます。私たちは経営者を変えたいわけではありませんし、否定したいわけでも、矯正したいわけでもありません。
私たちがやりたいのは、思考を拡張すること、意思決定の選択肢を増やすことです。過去には見えていなかった視点や選べなかった判断、考えきれなかった可能性があったと思いますし、未来にも発生すると思います。過去には不在だった伴走者を得て、判断材料の範囲、数、質を一緒に向上させていくことで、結果として、会社の意思決定が変化し、あるべき姿に向かっていける、と私たちは考えています。
思想の話しはここまでにしたいと思います。次回は私たちは具体的に何をしているのか、その関わりのコスパなどについて触れたいと思います。
ご一読いただき、貴重なお時間ありがとうございました。
飯島 渉