経営計画策定支援とは
今後の事業の見通しをつけていくために、経営計画の策定は近年ますます重要になってきています。かつての人口増加、右肩上がりの時代を前提とする過去の延長線上の経験則では、なかなか思うような事業成果が出しづらくなってきています。加えて近年は、資材の供給不足や各種経費の高騰、人材不足(確保・育成難)など、供給側の不安定要素により、需要を十分満たしきれず、結果として業績不振に陥るケースも出てきています。また、働き方改革や多様化する勤務形態も年々進んでいます。こうした中で、経営や事業の方向性を明確に示し、組織が同じベクトルで最大の効果を発揮するために、経営計画の策定・共有化が大きな武器となります。弊社では、グループ内の中小企業診断士、専門スタッフなどが中心となり、個別企業の実状を踏まえた実現性の高い経営計画の策定のご支援をしております。
ニーズに応じたプラン設定
単年度(1年)から中期(3,5,10年)までの各期間に応じた経営計画の策定を支援しています。過去の実績や現状分析を踏まえた基礎計画の策定だけでなく、将来に向けて経営者が想い描くビジョンや事業の構想、重点施策などを数字に落とし込みます。また、1つの基本計画だけ でなく、理想シナリオ、リスクシナリオなど、様々なパターンを想定した計画を策定します。
キャッシュフロー
キャッシュフロー(CF)経営を念頭に置いた計画策定を行います。Ⅰ.営業CF、Ⅱ.投資CF、Ⅲ.財務CFの三つの側面から資金の流れを整理し、計画達成の姿を経営者により具体的にイメージしてもらえるようサポートします。また、経営者のビジョン実現だけでなく、客観的な財務の安全性指標も踏まえながら計画作りを行いますので、金融機関への融資交渉など、対外的な説明資料としても活用頂ける内容となってきます。
アクションプランとモニタリング
策定した数値計画を達成するための具体的な重点行動施策(アクションプラン)の整理やKPI設定(Key Performance Index:重点業績管理指標)を行います。どのような行動を追っていけば目標達成に至るのかが明確化され、社内で共有できるようになれば、的確な効果測定・要因分析により、組織としての成果も上がりやすくなります。また、専門的立場から、計画と実績の対比を常に行いながら、進捗状況の確認とそれを踏まえた対策の検討もサポート致します。経営者自らが、粘り強くPDCAサイクルを適時適切に回すことで、計画精度や計画策定の効果も次第に高まっていきます。